今回はタイトル通り、シンプルで効果絶大!? 私の子育て基本中の基本のお話です。
子どもが生後数ヶ月の時に気づいたこと
最初はただただ必死だった
1998年に生まれた息子は「寝ない・飲まない・黙らない」と3拍子揃ったスーパーベビーでした。
とにかくギャーギャー泣いてばかりで、子育てが初めての私は毎日パニック。
それでも世話をしないと赤ちゃんの場合命に関わるわけで、抱いてなだめてミルク飲ませておむつ替えて寝かしつけて… 眠れないなか、ただただ必死にやりました。
子どもは無限の可能性のかたまり
そんな子でも、時期が来ると首が座り、寝返りをうち、お座りをします。
たっちして、伝い歩いて、やがてひとりで一歩ずつ進みます。
どれもこれも親が手を添え足を持ち、「ここはこうするの、こっちはこうだよ」と、ひとつひとつの動きを叩き込んでできたわけじゃなくて、彼が「自発的に」やって行くのです。
また、生後数ヶ月で自分の意思を主張しはじめ、感情をぶつけてきます。
うーうー!あーあー!イヤイヤ!ニコニコ、ケラケラ♪
言葉もままならないのに開けて欲しいものを持ってきたり、行きたいところを指さして腕を引っ張ってきたり。
そんな様子を見ていて「子どもは無限の可能性を持ってるんだ」と、ひしひしと感じました。
親の教育は逆効果かも
それまで「親は子どもがどう生きたらいいか(大体の)正解を知っていて、そこへ導けるように教育していくもの」と漠然と思っていましたが、これはたぶん、全然違うぞ!と。
子どもが無限の可能性を持っていることを体感した今、親の価値観でこうしなさいああしなさい言うこと、指導しすぎることは、子どもの可能性に制限をかけることなんじゃないかと思ったのです。
じゃあ親の一番の役目って何?
とはいえ、もちろん最低限のお行儀や挨拶に関するしつけとかはした方がいいし、「指導も教育も一切しなーい!」と完全にほったらかすわけにはいきませんよね。
ありがちな事例で考えてみる
例えば子どもがある程度大きくなって、本人の希望で何かの習い事を始めたとします。ところが数ヶ月経つと「やめたい」と言い出しました。その時
- 何事も根気よく続けることが大事、そこから得るものがある
- 自分から言い出して続けるはずだったし、約束は守るべき
という考えと
- イヤで自分に合わないことを我慢して続けるのは思考停止では?
- 本当に自分に合うことに巡り合うため次のステップに進む行動力も大切では?
という考えがあると思います。
その子の性格・性質とか細かい状況にもよると思うし、どちらが正しいかはわかりません。それでも“間違っている可能性も承知の上で”親はアドバイスはしないといけないと思うんです。
わかりやすく習い事の例を出しましたが、親子の間にはこんなことばっかりじゃないかと。
それならウソも間違いもないことは?
じゃあ、間違えてもいないしウソでもなく、自信を持って子どもに言えることは何だろうと考えたとき、それは
「あなたを愛している」
ということだったんです。
だったらもうそこだけは絶対に、間違いなく徹底して伝えようと、そう思いました。
赤ちゃんの時って誰もが「かわいい!」「大好き!」全開で、ほっぺスリスリ、ちゅっちゅラブラブ、ぎゅっとハグハグしてると思います。
でもやがて年齢に応じてそういったスキンシップは徐々に遠慮するようになり、それと同時に言葉での愛情表現もだんだんしなくなってしまうのではないでしょうか。
でも私的には一番大事なことだと思ったので、とにかく「大好き」「愛してる」「あなたがいてくれて嬉しいし幸せ」ということを、子どもたちが20歳と18歳になった今でも伝え続けています。
専門家の本やお話と重なった
後々、児童心理学の専門家のお話や本に触れたとき、一番大切なのは「自己肯定感」とあって、私の考えと重なりました。
自分が全面的に受け入れられ、愛されているという確信と安心感があれば、自分を愛し、他人を愛することができる。自分で考え、自分を表現し、他人との違いを受け入れ、他人を尊重できる。そして失敗を極端に恐れずに行動できる。
なるほどそうだよなぁと、すごく納得しました。
この考えはある意味、すごくラクな子育てに
私が親になる前に漠然と思っていた「親は子どもがどう生きたらいいか(大体の)正解を知っていて、そこへ導けるように教育していくもの」というのはつまり、子どもの考え方や行動が正しい方に向かっているかを見張るイメージ。
でもそれって思うように行かなくて当然だし、お互いにストレスも多くて心が疲弊しそうです。
一方、子どもの「自己肯定感」に集中してそこだけ徹底していれば、考えも行動も子ども自身が自分らしく選択していってくれるということになるので、お互いとってもラクじゃないでしょうか。
事実私は子どもへの愛を伝えているその時も幸せだし、子どもたちに大きな不満はありません。
「子育てやり直したいぜチキショー!」と思ったこともありません。
子どもたちを知ってる人に褒められたり、どう育てたか教えてと言われたりしますが、話を聞かせてと言われて一言で答えるなら、シンプルで効果絶大かもしれない私の子育て基本中の基本は
「愛してるって言ってるかーい?」
になるかな(*^-^*)
最後に
私の考えが正しいと言いたいわけではなく、あくまで「私はこうでした」というだけのことなんですが、誰かの何かの役に立ったらうれしいなと思ってます。
こういった子育て話、これからもわかりやすい例を使いつつ、いろんな角度から書いていくので、良かったらこれからもお付き合いくださいね♪
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