主人の仕事が遅くなると車で迎えに行ったりするんだけど、私がキーを持って家を出ようとすると「オレも行こうかな」「私も行く!」なんて子どもたちがついてきて、結局、家族総出でお迎えに。
「あなた幸せ者ね!」「うん、幸せ!」なんてやりとりと、子どもたちの今日の出来事を代わる代わる聞きながら帰る平和な家庭です。
「ホント仲良し家族だね」ってよく言われるんだけど、その秘訣になってるのかな~と思いつくことを書いていきますね。
あるテレビ番組で
番組に「小学5年生の娘がいつも反抗的な態度で、家族と口もききません。どうしたらいいでしょう。」みたいな悩みが寄せられて、そのおうちのリビングに隠しカメラを設置。まずは普段の様子を見てみる…といった流れでした。
女の子をミカちゃんとしましょう。
ミカちゃんは家族と同じ空間に居るんだけど、誰とも目を合わせずムスッとした表情で、ひとりゲームに没頭したりテレビを見たりしています。家族の誰かが話しかけても完全に無視しています。
リビングに気まずい空気が流れてしばらくした時、ふとお母さんが
「ミカちゃん、ミカちゃんってさ、もしかしてお母さんに嫌われてると思ってる?」
そう聞いた途端、ミカちゃんがぽろぽろと大粒の涙を流し出したんです。
番組はそんな展開だったと思います。ミカちゃんの気持ちが憑依してきたみたいに、なんだか私までもらい泣きしてしまいました。
そしてそれを見ていたウチの娘も「いかん、これはいかん」と言ってました。
ただすれ違ってただけ?
これまでの背景や普段のご家庭の様子は当然わからないけど、ミカちゃんは自分が嫌われてると思ってたんでしょうね。家に居場所がないような不安感とか、孤独感にさいなまれていたのかもしれません。
でも、番組に相談してくるくらいなんだから、お母さんやご家族がミカちゃんを嫌ってるわけないんです。要するに伝わってなかった、それだけなんじゃないかな。
そして反抗的な態度はミカちゃんなりのSOSだったんでしょう。
結局その番組では「そんなことない」ってことを理解してもらってめでたく解決していたので、見ていてホッと安心しました。
我が家の場合は
言葉の使い方
ポジティブな言葉を多用する
子育てにおいて「自分は愛されていて全面的に受け入れられている」と確信を持ってもらうこと、これだけ徹底してきました。
だからいつも「あなたが大切」「大好き」「愛してる」「かわいい」「ありがとう」「すごいね」という言葉が、こっぱずかしげもなく出てくる家庭です。
「もー、ウチの子ほんとバカで、どうしようもないの!!」なんてことを言う人がいるけど、照れ隠しとか受け狙いみたいな会話を盛り上げる目的であったとしても、それがクセになるといけないのでウチではそういうことは全く言いません。
言葉ってすごいチカラを持ってるから、気を付けないとそういう現実を引き寄せちゃうんだよね。
親子間だけじゃなく夫婦間でも同じ考えで接しているし、似たような意味でというか、私は元々自分の性格的に気が強めだとわかっているので、主人のことは下の名前にさんづけで呼んでいます。
呼び捨てにするとどんどん態度がデカくなっちゃいそうだからなぁ…(^_^;)
「ありがとう」がいっぱい出てくる家
何かモノを取ってもらったとき、荷物を持ってくれたとき、出てきた虫をやっつけてくれたとき、ゴミを出してくれるとき、電球を変えてくれるとき、車で買い物に出かけて駐車場に到着した時はナビに負けない勢いで運転手に「お疲れ様、ありがとう!」
家族だし当たり前みたいな感じでスルーしてしまいそうな小さなことにも、ほとんど反射的に「ありがとう」が出るよう、すっかり習慣づいています。
「おかえり」「ただいま」「おつかれさま」も必ず言うし、お風呂から出てリビングに入ってきた時にまで「おかえり~!」って言ったりして、ちょっとヘンな家族かも(^_^;)
たまたま似た性質なのもある
ウチの主人はたまたま、例えば釣りとかゴルフみたいな趣味がなくて、休みが取れたら家族でドライブとかに行きたい人なんです。それは私も同じで、子どもたちも一緒なんだよなぁ。
かといっていつもいつもベッタリなわけではなくて、全員B型だしそれぞれ自由な感じもあります。一人の時間が大好きだったりもするのでそれも自然にちゃんと確保出来てるし、もちろんそれぞれの友達との時間とかも大切にしています。
勉強や仕事のことについて「頑張れよ、お前もな」って感じで干渉しないのも特徴かもしれません。実は人のことはどうでもいいB型気質が一緒なのかも(^皿^)って思ってます。
他に関係あるかもと思えること
車1台体制
地方では車が一番の生活の足だし、1人1台持ってて家庭に3~4台あるなんてのも当たり前。でもウチの場合は1台体制です。
昔は夫婦が同じ職場だったし、今は別々だけど職場がすごく近いからできることではあるんだけど、1台だと誰かが誰かを送り迎えしたり、使いたい時間を話し合って調整したりする必要がたくさん出てきます。
そういった段取りとか気遣い習慣が、もしかすると良い影響になったかもしれません。
ただ子どもが成長してついに我が家も家族全員免許持ちになったし、これから娘が就職して、もし家から通勤するようになったら、さすがに1台体制は無理かも。
息子の方はまだこの先何年も、あるいはこの先ずっと一緒に暮らすことはないかもしれないので、彼はあくまで帰ってきた時に使わせてあげる感じかな。
家の中は家族写真だらけ
前に何かで読んだんだけど、それこそちゃんとした研究結果だったかな?家の中に家族の写真をたくさん飾ってる家庭は仲が良くて円満だって書いてました。
ウチは一番古いものだと主人と付き合いはじめたばかりの時のツーショット写真から飾ってあります。
結婚式のとか、生まれたばかり子どもを抱いてるのとか、小さい頃のかわいい写真とかがリビングだけじゃなく廊下や階段にも。
ただ、そんなの日頃からまじまじと見つめて何か思ってるわけじゃないし、なんの影響があるんだろ?とは思うけど、研究結果と合致してるんなら、きっと良いことなんでしょう(*^^*)
嬉しかった娘の受賞
娘が中学3年生のとき男女共同参画の何かしらの企画で、市が家族へのメッセージを募集したことがありました。
そこで娘が優秀賞をもらって、市長室の授賞式に行ったことがあったんです。
その時のメッセージがこれ↓
これを読んだとき、私としてはすごく嬉しかったなぁ(*^-^*)
でも、正反対の考えもある
自立を促す環境
ずっと前にタモリさんがテレビで話してたことが強烈に心に残ってるんです。
それは「今の子がなかなか自立できないのは家庭の居心地が良すぎるから」という説。
昔は子どもなんて親の都合で家の手伝いやら兄弟の世話やらでこき使われてたし、例えば親戚で集まって宴会とかしてても「うるさい、外に出てなさい」みたいな感じで邪険に扱われてたと。
だからこそ早く家を出たい!って思いが強くなって、スムーズに自立できたって言うんです。
今みたいに子どもが居心地よくするためのグッズ、環境、親や家族の気遣いがたくさんあって家の居心地が良すぎると、いつまでも甘えて自立できないって。
聞いてて「なるほどそれも一理あるなぁ」って思いました。
家族の理想のカタチって
お互いに愛情・尊敬・尊重の気持ちがあって、言いたいと思うことは何でも話せるけど、触れない方がいいことはそっとしておける。
それぞれの自由を確保していて、いい距離感で応援しあえる。でもいざという時や必要とされている時は全力で助ける。
仲良しだけどそれぞれ自立している。
そんなことが全部できたら、すごい理想の家族だなぁ~って思います。
でも将来もし孫が生まれたらベタベタして干渉しすぎてウザがられたりしちゃうかも(^_^;)
そんなことを思いながら、今日の記事はこの辺で終わりますね。
いつも読んでもらえて嬉しいです♪本当にありがとう(^人^)
それではまた!
Twitter でコソオワをフォローしよう!
Follow @kosoowa3
コメント