積極的な子と消極的な子の育て方。後者の娘が少し変わるまでの軌跡。

女の子子育て

以前、「積極的な子と消極的な子の育て方。行動力抜群の息子編。」を書きました。

積極的な子と消極的な子の育て方。行動力抜群の息子編。
ウチの息子は今高専5年生。来春から大学3年に編入が決まっています。今もAIの研究にどっぷりハマっていて、将来的に博士を目指しています。そんな息子のこれまでを記事にしてみました。

今日は息子とは全く違う性格の娘について書きますね。

いつの間にか消極的になってた娘

超未熟児で生まれて

出生体重1000gを切る超未熟児で生まれた娘。

未熟児ちゃんの足

様々な手術や治療も受けて長期入院もしたけど、2歳頃には何の心配もいらない健康体に育ちました。

未熟児で生まれるとものすごい早い時期から看護師さんや先生など多くの人との関わりがあるので、社交性は高くなるなんて説もあります。

それが当てはまったのか息子同様に言葉も早く、保育園くらいまでは普通に元気で活発だったし、「私かわいいでしょ♪」みたいな、小さな女の子によくあるぶりっ子的な時期もありました。

ところが小学校に上がって以降、特にこれといった重大事件もないのに、徐々に消極的になっていったんですよね。

小学生からなんだかおとなしくなった

自分の特性と人との違いに戸惑った模様

保育園まではみんなそれほど体力はなかったし、運動と言っても園庭で自由に遊ぶというレベルだったけど、だんだん違ってきたからでしょうか。

娘は運動・スポーツにハッキリとした苦手意識を持つようになったみたいです。

体育の授業の中でバレーボールその他団体戦になると自分が足を引っ張るので申し訳ないという気持ちが芽生え、また、子どもだから仕方ないことだけど娘の事を容赦なく責める子もいたりして、人との関わりが怖い・難しいと感じるようになったのかもしれません。

休み時間に遊びとしてのドッジボールに誘われたりしても参加するのが絶対イヤで断っていたみたいで、クラスで浮きやすくなっていったと思われます。

ひとりの時間が大事な子だった

じゃあ休み時間何するのかと言うと、本を読んだり折り紙や手芸、工作をしたり、ひとりの時間を過ごしていた模様。

ひとりの時間

そんな娘をほっとけないタイプの優しい子が「それなら一緒に図書室に行こう!」と誘ってくれたりします。それで一緒に行くんだけど、結局娘はひとりで本の世界にのめりこんでしまって、誘ってくれた子の方がほっとかれてポツーン…みたいなことがあったようです。

そんな風にしてかみ合わず、傷つけてしまったこともあったでしょう。そうしてクラスの絡みにくい子みたいな感じになって、ますます浮いてたと思います。

それならずっとひとりがいいのかと言うと、やっぱり完全な孤独はイヤなんですよね。寂しいし嫌われるのはツライと。

印象的な出来事

小学校高学年の時の遠足で、お弁当もひとりで食べたのかな…

遠足バスは満員で、補助席出して座ったりしてた子もいるのに、2人掛けの普通席で娘の横は空いたまま学校に帰ったそうです。

そのことが辛くて、家に帰って来て泣きながら私に話してくれました。

話を聞きつつ、さっき書いた図書室事件の例を出したりして、気遣いが空振りすると相手も困惑したり苦手意識が出来るし、それは向こうが意地悪とかいうことじゃないよねと。

考えてることがわからないし、その結果関わるのが怖くなって、みんな距離を置くようになったんじゃないのかな?母さんの知る限りいじめというわけじゃなさそうだし、バス事件みたいなことがイヤなら、あなたもお友達のことをもっと気遣えるようになったらいいんじゃない?と。

ひとりの時間も欲しいし、私が寂しい時はほどよく関わって欲しい。気持ちはわかるし本当はみんなそうだけど、相手の気持ちも汲みつつバランスを取ってるんじゃないかなと。

結局、場面場面でどちらを取るか。その選択の結果がバス事件のような場面をまた作ってしまうのか、なくせるのか、今後の違いになってくるんじゃないかなと、そうアドバイスしました。

でも「理屈はわかるけど、うまくできないんだもん…」と泣き崩れます。

そうすると私も娘とシンクロしてしまって、抱き合ったまましばらく一緒に部屋で号泣しました。

助けになりそうなことは伝えたつもりだし、他にできることもないのでただただ一緒に泣いて、後は「あなたがどんなにコミュニケーション下手でも母さんはあなたが大好きだし、居てくれて幸せだし、何でも話を聞くし、助けになることなら何でも協力するから」と、それだけ伝え続けました。

シンプルで効果絶大!? 子育て基本中の基本。
今回はタイトル通り、シンプルで効果絶大!? 私の子育て基本中の基本のお話です。キーワードは「愛情表現」「自己肯定感」。ちょっとでも参考になれば嬉しいです。

中学に上がって特定の友達が出来た

他の小学校から上がってきた子も一緒になる中学で、少し顔ぶれが変わったことも助けになったのか、ごく少数の特定の友達が出来ました。同じ美術部の子と4人組の仲良しです。

難しい年頃に4人という微妙な人数だけど仲間割れすることもなく、ゆるーい部活で和気あいあいと楽しくやっている様子に、母としてはホッとしました。

休みの日も一緒に出掛けたり、娘が学校の帰りに怪我した時にはみんなが完璧な対応をしてくれて本当に有難かったし、中学を卒業してそれぞれの道に進んで4年経った今も交流があり、見ていてとっても嬉しいです(^-^)

結局、親として出来ることは同じかな

社交性が高い方が生きやすいとは思うけど、そうでないと人として劣るとかそんなことは全然ないと思っていて、心許せる友達なんて少しいれば十分だし、他の人たちと直接的に関わらなくても、人のためにと考えて行動できる、人としての思いやりがあれば十分かなと思います。

同じ家庭で同じように育てても、子どもはひとりひとり全然違いますよね。ウチも息子は行動力抜群で、兄ちゃんと自分を比べて落ち込むこともある娘だけど、あなたはあなたで本当に素晴らしいと言って聞かせています。他の子も他の子で、みんな素晴らしいんだよと。

どんな性格にしろ親ができるのはやっぱり、全面的に受け入れて受け止めて、帰れる場所を作ってあげることくらいかなって。息子が大変だった時もそうしたしね(*^^*)

積極的な子と消極的な子の育て方。行動力抜群の息子編。
ウチの息子は今高専5年生。来春から大学3年に編入が決まっています。今もAIの研究にどっぷりハマっていて、将来的に博士を目指しています。そんな息子のこれまでを記事にしてみました。

長くなったので今日はここまでにするけれど、今度娘が中学を卒業してからまた1度落ち込んだ時期の話、そしてその後意外にもビックリするような行動力を発揮した話を書きます。

なんだかまとまりのない記事になったけれど、あなたに読んでもらえて嬉しいです。
本当にありがとう(^人^)それではまた!

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