帝王切開しか経験のない私が、痛みや傷、母性について話します。

マタニティ子育て

私には1998年生まれの息子と2000年生まれの娘の2人の子どもがいますが、2人とも帝王切開で出産しました。

医療も進歩した今、20年前のことが参考になるかどうかわからないけど、私の経験を振り返ってみますね。

2人とも帝王切開で出産

1人目はお腹に居すぎて帝王切開

初めての妊娠は誰でも不安なもの。

人並みに4カ月頃つわりがあって、それが落ち着いてからは割と安定してたんだけど、臨月になってからまたつわりのような症状が始まり、食事がほとんどできなくなりました。

元の体重から5キロくらいしか太ってなかったのに臨月つわりで体重が減り始め、気分は悪いのに歩かないと出てこないと先生に指導されて、袋を持ってヨレヨレになりながらウォーキングを頑張ったのを覚えています。

結局、出産予定日を1週間近く過ぎても全く降りてくる気配すらなくて、しまいには胎盤機能が止まってしまい、帝王切開せざるを得なくなりました。

先生は「普通分娩したかっただろうけど」と気遣ってくれましたが、私は全然そんなこと思ってなくて、「このしんどさから開放されたい!子どもも無事に生まれてくれたら何でもいい!早く出しましょう!」くらいの勢いで特に動揺もなく手術台に上がり、無事に出産しました。

2人目はお腹に居なさすぎて帝王切開

2人目の妊娠は最初からトラブル続きでした。

つわりだけじゃなく大量出血もあったし、血圧とたんぱくがとんでもなく上昇する、いわゆる妊娠中毒症になってしまったのです。

結果、早く赤ちゃんを出してあげないと母子ともに危険という状況に陥り、7カ月の時に帝王切開で出産。娘は1000gを切る超未熟児で生まれました。

このブログでは未熟児出産育児について掘り下げようとは思ってないんですが、最初は手術も治療も受けたものの、2歳くらいの割と早い段階から今現在に至るまで、娘はとにかくとっても健康に育ってます。

実は産声を聞いたことがなくて

1人目の時は下半身麻酔が効かなくて、全身麻酔に切り替えての出産でした。

2人目は「赤ちゃんに影響が出るので何としても下半身麻酔で」と言われてたんだけど、私の状態もすごく悪かったので途中から記憶がなくて、結局麻酔はどうだったのかわかりません。

つまり2人とも意識のない状態で出産したので、わが子の産声を聞いたことがないんです。

生まれたての姿も見たことがなくて、「はい、元気な男の子ですよ~」といった、いわゆるこういった対面シーンがなかったの。

赤ちゃんと対面

手術後数時間で意識が戻っても子どもは別室にいるし、私は動けないしで、日をあらためて車椅子でベビー室に見に行ったのが初対面だったんだよなぁ。

全ての子どもの生まれた瞬間を知らないって、帝王切開の中でも特殊かもしれませんね。

帝王切開の痛みは

これから帝王切開になるかもしれない人が気になるのが痛みのことだと思います。

あくまで私の場合だけど、帝王切開の痛みは全くありませんでした。

ただ、2人目出産の後は子宮収縮の痛みはかなりあって、「満期でもないし赤ちゃんはあんなに小かったのに、収縮ってこんなに痛いんかい!」と辛かったのを覚えてます。

手術したこと自体の痛みがなかったのは先生の腕が良かったのかもしれないし、腕なんて関係ないかもしれないし、正直わかりません。

ただ看護師さんは、「痩せていてお腹に余計な脂肪がついてない人ほど痛みがない」みたいなことを言ってました。

私は1人目の時も体重増加が5キロ未満だったし、2人目は言わずもがなで、看護師さんの言ってることが当てはまってるかもしれませんね。

帝王切開の傷は

お腹の切り方についていろいろ説があるけど、表面的な傷は縦1本です。2人とも同じ切り方をしてるってことですね。

でも、子宮は同じところを切ったらダメとか言うので、十字になってるのかな?当然説明はあったはずですが、何せ2人目出産の後は私も命の危機にあったので、よく覚えていません。

傷跡については残念ながら私の体質上、くっきりとあります。長さは10センチちょっと、何なら幅1センチくらいになってる箇所も。

ただ、私はビキニ着たいとか1ミリも思わない人なので、全く差し支えないです(*^^*)

帝王切開と母性の関係?

痛い苦しい思いに堪えて、産道を通して赤ちゃんを迎える普通分娩。それを経験してこそ本物の母性が目覚めると言う人がいます。そういう意味で「帝王切開の人はかわいそう」とか言う人もいるらしいです。

私はどちらかが普通分娩なら比較ができるだろうけど、両方帝王切開なので比べようがありません。

ただ、普通分娩で赤ちゃんを迎えた瞬間、産声を聞いて初めて顔を見た瞬間の感動は、それこそ他の何とも比べようがない人生でダントツの感動なんだろうなぁとは想像できます。

でもそんな瞬間がなかった私でも、2人ともかわいくて愛おしくて仕方ないし、母性は炸裂していると思います。今の状態で母性が欠けているとしたら、普通に産んでたら母性過剰でおかしくなってたかも(^_^;)

シンプルで効果絶大!? 子育て基本中の基本。
今回はタイトル通り、シンプルで効果絶大!? 私の子育て基本中の基本のお話です。キーワードは「愛情表現」「自己肯定感」。ちょっとでも参考になれば嬉しいです。

だからもし、帝王切開で産んだ人で母性云々の言葉に落ち込んでる人がいたら、「そんなの関係ないよー!」って言ってあげたいな。

私の場合に限っては、生まれた瞬間の対面がなかったから余計かな?わが子に限らず、全ての赤ちゃんや子どもにめっちゃ愛情を感じるようなりました。

よその子も本当にかわいくて愛おしくてたまりません。おんなじ時代に生まれてくれて、出会ってくれてありがとう!とか思っちゃってます!思いっきりハグしたい気持ちを、いつもグッとこらえてます(^_^)

そんな感じで、帝王切開だったことを特に何とも思ってないんですよね。

家族はみんな仲良しで毎日幸せだし、さかのぼって何かをやり直せるとしても、帝王切開だけでなく特に何も変えたいことはないという、極めて能天気な私です(*^^*)

今日は帝王切開の話だったけど、誰かの不安がちょっとでも軽減できてたら嬉しいです♪

読んでくれてありがとう(^人^) それではまた!

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