源平争乱の終焉、壇ノ浦の戦いで源氏に敗れ、6歳という若さで入水した安徳天皇。ただ、本当は入水したのは別の子(替え玉)で、安徳天皇と家来たちは落ち延びた…
そんな平家の落人伝説が四国各地にあります。
実はそんな話と主人のご先祖さまは大きな関わりがあって、2017年の10月にゆかりの神社を訪れてみることにしました。
今日はそこで起こった不思議な話を書きます。
高知県高岡郡越知町の横倉山
歴史と伝説に彩られた神秘の山
越知町の街並を見下ろし、神秘的な姿を容す横倉山は、10世紀前半に土佐国(とさのくに)唯一の修験場の霊場として栄えました。
また、安徳天皇が隠れ住んだといわれる平家伝説から同天皇の陵墓の参考地となっている他、山頂近くからは全国名水百選にも選ばれた「安徳水」が湧き出るなど、越知町の誰もが誇りに想う神秘の山なのです。
~ 越知町観光協会ウェブサイトより ~
この日の目的地はこの横倉山。
安徳天皇はここに隠れ住み、最後もここで迎えたと言われていて、安徳天皇を祭神とする横倉宮があります。
安徳天皇が都を忍び従民と共に蹴鞠(けまり)をして遊んだ場所として伝えられ、宮内庁所轄地で国の指定を受けている安徳天皇陵墓参考地もあるんです。
そして、壇ノ浦から逃げる際に安徳天皇に随勤した88名の内、横倉山中に埋葬されていた78名は杉原神社に祀られています。
主人のご先祖様と関係大アリの地
その78名の中に、バッチリ主人のご先祖様の名前があるんです。
主人の実家は平家の代表的なアゲハ蝶の家紋で家系図もあり、「〇〇家の歴史」的な本まであります。そこに載っているご先祖さまの名前が、杉原神社に祀られて名前が掲げられている中にあるんですね~。
ウチの実家側は家系図とかそういったものは一切ないので、いいなぁ、夢があるなぁ~って、うらやましく思います。
そういったわけで、私が神社大好き人間なこともあって、一度ちゃんと行ってお参りしてこようよ!と思い立ったのでした。
険しい山道と神秘的な空気
ある程度までは車で登れるんだけど、途中から徒歩でしか行けなくなります。
この鳥居がその入り口。最初っから雰囲気ありますね!
こんな感じの急な石段を登ります。
杉原神社という名前はここから来たのかな?立派な杉がたくさん。
こちらは夫婦杉というんだそうです。
特徴的な木を撮ったら、こんな神秘的な写真になりました。
足場が悪い所や水浸しの所もあって注意が必要です。結構息切れしながら、やっと杉原神社のある開けた場所に到着しました。
狛犬さんたちに「子孫が参りました~」とご挨拶。
本殿・拝殿の彫刻なんかを撮れば良かったんだけど、うっかりしちゃって撮ってません(^_^;)
社殿の右側の小高い部分に小さい社があって、その手前には主人のご先祖様を含む78名の名前を書き連ねた大きい看板がありました。
主人が丁寧にお参りしている間、紙垂(しで)がくるくる揺れていて、「きっとご先祖様が喜んでくれてるんだろうなぁ~」って、ほっこりした気分で見てました。
もちろん私たちもお参りして、今健康で元気で仲良く過ごせていることをご報告し、感謝をお伝えしましたよ。
そして次は安徳宮を目指して再び山道を登りました。
安徳宮で思いがけない出来事が
安徳宮の鳥居に到着。カメラを向けるとちょうど、綺麗な光と一緒に撮影できました。
ここからしばらく山道を登り、拝殿に到着。
ここまで来られたことに感謝し、きちんとお参りして元来た道を帰ります。
その時です。何メートルか先を進んでいた主人が突然、
「痛っ!」
と声を上げたのです。
「どうした?大丈夫?」と声をかけつつ追いかけると再び
「あいたっ!また石投げられた!」
と。
いやいや誰も石なんか投げないし、野生動物のせいで崖から石が落ちてくるとか、そういう地形でもありません。
その時は風が吹いて木の枝や葉っぱが落ちて来るようなことも全くなくて、動揺している主人以外はなんのこっちゃ状態。
野生のサルも見当たらないし、どう考えても私たち以外誰もいないのに、どう考えても石を投げつけられた感触だと言うんです。
「あなた、安徳さんに嫌われてるんじゃない?」なんて笑いながら、その後は何事もなかったのでゆっくりと山を下りました。
行く前は宮内庁所轄地の安徳天皇陵墓参考地も寄ってみたいと思ってたけど、なんとなくこの日はやめといた方がいい気がしてきて、そのまま駐車場まで帰りました。
結局飛んできたのが石だったのか何なのか謎のままだけど、神聖な空気と歴史ロマンに触れ、直接のご先祖さまのことも感じてお参りできたし、とっても有意義な1日でした。
この日は息子は行けてないので、そのうちまた一緒に行けたらいいな~なんて思います。
その時は主人はヘルメット着用にしようかな(^皿^)
冗談はさておき、歴史好きな人、自然大好きな人にお勧めの横倉山。
私たちはそこまで行く根性がなかったけど、断崖絶壁に建つ聖神社(投入堂)や馬鹿試しと言われるヒヤヒヤポイントなど見どころが結構あるみたい。
もっとゆるい観光が好きな人には世界的な建築家の安藤忠雄さんが設計した横倉山自然の森博物館もお勧めです♪
気になる人はぜひ一度行ってみてね。
ただ、山を登る時は靴はもちろんちゃんとした装備で、体調・体力万全の時に天候にも注意して行ってください。
山道散策コースの詳細はここに載ってるものの方がわかりやすいかもです。
そんな今日の記事も読んでもらえて嬉しいです。ありがとう(^人^)
それではまた!
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