免許取りたて娘の運転練習に付き合って、子育てと一緒と気づいた話。

車の運転練習子育て

ウチの娘はこの夏休みを利用して免許を取ったばかりの超・初心者。

早く取りたい取りたいってワーワー言って自動車学校に行き始めたくせに、いざ乗ってみると恐怖の方が勝ってしまって教習が苦痛になっていた時もありました。

そんな娘がなんとか無事に免許を取得して一安心なんだけど、公道を自由に走って大丈夫なレベルまでは親の責任として運転練習に付き合おうと。

これがなかなかハードだったけど、だいぶゴールが見えてきたし気づいたこともあるので、そのことを書きます。

免許取って最初の練習

ウチにはMT車しかなくて、娘もMTコースで免許取得。

途中、教官から何度も「オートマなら楽で良かったのにねぇ」と言われたくらい苦戦してたという前提があります。

始めは閉ざされた空間で

練習はまず、工業団地みたいなところにあるほとんど車もとまっていない広ーい駐車場で、なるべく外周をぐるぐる回るとこから始めてみました。

エンジンはまあボタン押すだけだからちゃんとかけれるけど、変速が難しい様子。ギアがちゃんと入ったのか、今何速なのかがわからないし、そこに気を取られるとハンドル操作がおろそかに。

なるべく外の端を回ろうって言ってるのにだんだん超内回りになるし、かと思うとおいおいおい!外壁に当たっちゃうよ!」なんてハラハラする場面も。

あまりの怖さに「もうちょっと教習所に置いてくれたら良かったのに、お情けでくれたんですか?」と思ってしまったりしました。

外の世界に出してみる

でも延々と駐車場を回るだけじゃ進歩がないし、運転の楽しさがないと気分が滅入る一方になってしまいます。

なのでたまーにしか車が通らない道を選んで走ることにして、思い切って駐車場を出てみました。

すると、直線を走る時も左に寄りすぎてて、左折の時にはもうガードレールに当たりそう(><)!植え込みから伸びた植物にガサガサっと触る時もあって、緊張で手に汗握ります。

教習車と違って助手席にブレーキはないので、思わずハンドルを横から操作してしまったことも何度かありました。

この頃はきっと娘自身も恐怖心が強くて、「今日練習行く?」と聞いても「どっちでも」みたいな返事。

口には出さずともお互い心の中で「このままフェードアウトしてペーパードライバーになっちゃうんじゃ…」と思ってたことが後でわかりました。

子育てそのものと似てると気づいた

それでも地方で車が運転できるかどうかは生活を大きく左右します。せっかく取ったんだからうまく乗れるようになりたいし、なって欲しい。その思いで練習を続けました。

大声を出さず、なるべく褒める

「当たっちゃう!」という緊張の場面が何度もあるんだから、人間のとっさの反射として大声を出したくなります。

でも、それをされると娘も冷静を保てずパニックになることはわかっているから、あっ!と思っても必死で抑える日々。代わりに体中に緊張が走り、筋肉痛になりそうに(^_^;)

そのくらい堪えながら、教官ってエライなぁと心の底から尊敬しました。

そして「今のギアチェンジ、すごいスムーズだったね!」「ラインの取り方完璧じゃん!」「アクセルの踏み具合が神ってるね!」とやや大げさ目に褒めます。

そうすると娘の表情から緊張が解けて、笑顔が出てくるからです。恐怖から自信へとほんの少しずつスライドしていくのがわかります。

「でもやっぱり怖い」と言う娘に、「怖さや緊張感がゼロになったらそれはそれで問題。そんなヤツは運転には向いてないから、それで正解」と息子もナイスサポートをしてくれました。

慣れきってしまう前に次のステップへ

公道へ出る時も交通量は少なめで道幅も広く、カーブや勾配のゆるめな道を選びます。

それも同じ道ばかり走ってると飽きると言うかつまんなくなるというか、「自分はこれくらいが限界か」と気が滅入る節があるし、慣れきってしまって油断も起きそう。

なので、どうする?と聞いた時にちょっと迷うくらいのタイミングで新しい道へ出て行きます。ほんの少し難易度が上がるくらいのところを選んで走るんです。

そのうち、人の運転で乗ってて前から好きだった道、自分が走ってみたいと思う道へと、「楽しい気分」の要素を含めつつ範囲を広げています。

運転練習

親は過剰反応を抑える

教習所でも左に寄りすぎることをよく注意されると言ってたし、練習に付き合い始めてからもそれが怖かったのでうんと気になります。

隣から「左に寄ってるよ」ってよく注意するんだけど、「ちゃんと自分で気づいて戻すから言わないで欲しい」と娘。

それなら歩行者・自転車・バイクがいない時は、線を踏むまでは黙っていようと思うんだけど、ついつい言い過ぎてしまいます。

でもある時、主人の運転で助手席に乗ってみて「あれ、こんなもん?娘もそんなに極端に寄ってるわけじゃないのかも」って思ったんですよね。

結局、娘は下手だ、娘は危ないって思い込みが強く影響してたのかもしれません。ワーワー言い過ぎで娘なりの判断の邪魔をしてたのかもって反省しました。

自分と違ってあたりまえ

他にもアクセルをゆるめるタイミング、ブレーキを踏み始めるタイミングと踏み具合など、私と全く同じじゃなくて当然なのに、ついつい横から指示を出してしまいます。

もちろん主人や息子とも完璧に同じじゃなくて微妙に違うけど全然安心して任せきってるのに、娘にはつい口出ししてしまいがち。

もちろん危険なレベルなら言わないといけないけど、微妙な差を見張るなんて自分の価値観の押し付けではないか。。。

前にこんな記事を書きましたが、

親として一番の修行は何か、を考えたエピソード。
娘が2歳のある日のとある出来事で、親として一番の修行は何かに気づいた、そんなことを記事にしています。

怖くても不安でも、ここでこらえないと!って思ったんです。

大丈夫、この子はちゃんとできる!って信じないとダメだと思ったんです。

って書いてます。

運転練習に付き合いながら、結局子育てそのものと同じだー!って気づいちゃいました(*^^*)。

これからも修行は続く

車の運転は本人とまわりの全ての人の命がかかってるから油断は禁物だけど、子育ての修行と同じでこの子はできると信じてなるべく口出ししないように努力してる最中です。

そしてもう少し経ったら一人で運転してもらう段階にも入らなきゃ。今考えるとまだまだ怖いけど、ちゃんと進めていきます。

運転もそうだし、進路を決めたり就職したりするときも似た感じなんだろうなぁ。

子育て終わりかけと言っても、親の修行はまだまだ続きそうです。
頑張るぞー!

そんな今日の記事も読んでもらえて嬉しいです。いつもありがとう(^人^)
それではまた!

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コメント

  1. みき より:

    今日 母に助手席に座ってもらったら、急な指示の連続で、、もう助手席に座らないでって思っちゃいました。笑
    見守るって難しいですよね。娘さんが羨ましいです、、。

    • コソオワ より:

      みきさん、コメントありがとうございます!
      とっても嬉しいです(≧∇≦)♪

      車の運転って命にかかわることですから、熱湯の入ったやかんに触ったらアチッ!と言ってしまうのと同じレベルで、ついつい大声が出ちゃうんですよね(^_^;)

      お母さんの気持ちも、みきさんの気持ちもわかります。
      みきさんの運転歴がどれくらいかわからないけど、いつでも安全かつ気持ちよくドライブできますように(^人^)

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