私は洋画が大好きで、主はレンタルとかスカパー映画チャンネルからなんだけど、かなりの本数観てます。
たくさん観すぎるあまり、大して面白くないのは片っ端から忘れていっちゃうくらい(^_^;)
そんな私がちゃんと内容を覚えていて「観て良かった映画」として紹介するのは、このブログのテーマである家族愛や子育て、自分らしく生きる意味に沿ったものに絞って行きたいな～と思ってます。
映画『パッセンジャー』
『パッセンジャー』は、2016年のアメリカ合衆国のSF映画。
日本では2017年3月24日に公開され、2017年8月2日にブルーレイ＆DVDが発売となっています。
主演はジェニファー・ローレンスとクリス・プラット、116分の作品です。
パッセンジャー あらすじ
20XX年－
新たなる居住地を目指し、5000人を乗せた豪華宇宙船、アヴァロン号が地球を後にした。
目的地の惑星到着まで120年間、冬眠装置で眠る乗客の中でなぜか2人の男女だけが、目覚めてしまった。
90年も早く－。エンジニアのジムと、作家のオーロラは絶望的状況の中でお互いを求め合い、愛し合い、なんとか生きる術を見つけようとするが、予期せぬ出来事が2人の運命を狂わせていく－。
～映画『パッセンジャー』公式サイト より～
パッセンジャー 動画（予告編）
予告編映画だけでも相当引き込まれるし、どんな作品か大筋が理解できるのでご紹介しますね。2分位なので観たことない方はぜひどうぞ。
映画『パッセンジャー』の凄さ
圧倒的な映像美
映画の舞台は宇宙と宇宙船なんだけど、星々が瞬く宇宙空間の映像が素晴らしく美しい！
宇宙服を着て宇宙遊泳するシーンでは自分がそうしているような錯覚に陥り、家で観た私は「映画館で観たらもっと凄かっただろうな～」って、ちょっと後悔しました。
そして宇宙だけでなく宇宙船の外観もあまり見たことのないようなフォルムで、船内もめちゃめちゃカッコいい！
機関部や機関室的なところも、食堂、客室、ロビーホール、遊技場にレストランやバー、どこをとってもいちいちデザインが綺麗でカッコよくて、この映画の美術担当の人って本当に天才！って思いました。
そしてジェニファー・ローレンスとクリス・プラットの美しさもこの映画にぴったりハマっていて、素晴らしい仕上がりになってます。
ストーリーを無視してこの映像美に浸るだけでも、映画好きの人なら相当な幸福感を得られると思います！
自分ならどうするか、を考えさせられるストーリー
宇宙空間で自分ひとりだけ
まず最初に宇宙船のちょっとした事故というか不具合でカプセルが故障し、主人公のジム1人だけが目覚めてしまいます。
宇宙船の目的地まで約90年、それまで他の人はみんな眠っています。
冬眠カプセルに戻ることもできず、解決してくれるかもしれないクルーが眠っているエリアには立ち入ることさえ無理。
要するに宇宙を漂う船の中で1人で生き、1人で死ぬ運命なのです。
ただ、衣食住どころかエンタメにも困らない
ジムはいわゆるエコノミークラスの乗客なので豪華で超ウルトラ快適とは言わないまでも、ちゃんとした居住空間（客室）が確保されているし、食事も自分が食べたい時に食堂で機械に注文すれば食べられます。
つまり衣食住の不足で命の心配をすることはありません。
そのうえ船内には映画館、ジムやプール、各種スポーツコートなんかもあってホログラムのキャラが相手してくれたりもします。なので運動不足に陥ったり退屈すぎて精神に異常をきたすこともなさそうです。
これだけ環境が整っていて、食う寝る遊ぶに一切支障がなくてもやはり、人は孤独に耐えられないのでしょうか。話し相手がいないとおかしくなってしまうのでしょうか。
私の場合はたぶん… やっぱり孤独には耐えられない気がします。
話し相手はいた！
船内の煌びやかなバーに、いかにもジェントルマンな感じのバーテンが！！
「人がいた！」と喜んで近づいてみると、下半身は機械むき出しのロボットでした。
でもバーカウンター越しに見る姿は完璧な人間だし、会話にも一切支障がありません。話を思う存分聞いてくれるし、悩み相談にも乗ってくれるし、いつも気の利いた返しをしてくれるし、完璧すぎる友人です。
ロボットバーテンのアーサーでは不満！という表現は特にないんだけど、この後ストーリーは新たな展開を迎えるので、そう考えました。
じゃあこれが犬や猫だったらどうだろう。例えば宇宙人と出会って友達になったら？やっぱり人じゃないとダメなのかな… いろいろ考えてしまいます。
憧れの女性に出会ってしまう
ある時ジムはカプセルの中で眠る美しい女性オーロラを見つけ、心惹かれてしまいます。
起きてる人間は自分だけの生活も1年ほどになり、オーロラの人物像や乗船動機を語る動画データを見て、ますます思いは募るばかり…
そしてついに、いけないと思いつつエンジニアの腕を活かし、オーロラのカプセルを壊してしまうんです。
ジムは独り身の青年だけど、例えばこれが家族4人で乗船していたら？
毎日毎日、カプセルの中で眠る主人や息子、娘を見つめているだけで満足・納得できるだろうか。90年後に目覚めた家族も、母さんひとり先に死ぬなんて！って怒るんじゃないだろうか。
それ以前に私はやっぱり耐えられなくて起こすんじゃないだろうか。子どもたちは新天地に到着してからの人生が長いし、それを起こすのは罪に感じるだろうけど、主人なら私を孤独から救えたと許してくれるかも…
実際その事態に直面しないと自分がどうするかわからない、すごい難題です。
愛した人を殺したいほど憎む？
ジムの嘘により、オーロラも同じように機械の不具合でたまたま起きてしまったと信じます。
そしてお互いに惹かれ合い、愛し合うようになります。
オーロラの方がおハイソクラスの乗客だったので、使える設備や食事はグッと豪華になり、2人で幸せいっぱいの日々。
ところがある時、ジムが意図的にオーロラを起こしたことがバレてしまうんです。
「私の人生を返して！！」めまいや呼吸困難を起こすほどショックを受け、二度とジムと話したり目を合わせようとしないオーロラ。もちろん謝罪を受け付けません。
ある日ベッドで眠っていたジムが目覚めると、そこには怒りに任せてジムを殺そうとするオーロラが…
作家のオーロラには新天地で1年暮らしたらまたすぐ冬眠カプセルで地球に戻り、そこでの生活を作品にするという夢がありました。その夢は確かにジムに奪われたかもしれない。
でも、向こうについてから恋をして、予定を変えた可能性だってあります。
90年後に出会って恋をするのはいいけれど、今ここで愛する人と過ごすのではダメなんでしょうか。怒り狂っているけれど、その怒りはどこから来てるんでしょう。
夢があったのに実際に歩む人生が違ったなんてことは普通に地球で生きていてもあることです。それが不幸のどん底に突き落とされたならわるかけど、愛する人と何不自由ない幸せな暮らしをしていたのに、何がそれほどダメなんでしょう。
自然がない環境？他の人との関わりがないこと？作家としての夢が一番？
オーロラが間違ってると言いたいわけじゃなくて、私ならどう考えるかな？難しい問題ですよね。
最終的に乗客全員を救う2人
これ以上は映画のクライマックスとオチにつながるので詳しく書きませんが、いろいろあって最終的に乗客全員を救うことになる2人。
自分たちのことも救う行為ではあるけれど、それは非常に困難で命がけの行動です。
どうせ人生の予定めっちゃ狂ったし、早く死のうが、他の人もどうなろうが知ったこっちゃないし！って自暴自棄になってもおかしくないけど、そうはならない展開です。
人は何のために生きるのか
この映画の凄いところは、自分ならどうするか？を考えていくうちに、人はどうして、何のために生きるのか、どう生きれば「人として生きた！」って満足、納得するのかを考えることになるってところだと思います。
衣食住に不自由なく食う寝る遊ぶが満たされていたら十分？
人との関わりがないとダメ？
恋をしたり、家族になったり、子孫を残したりしたい？
海・山・川といった地球の自然環境がないと生られない？
他の人の役に立ったり、偉業を成し遂げて人類の進歩に貢献したい？
「今ここ」ではダメ？
うっすらとでも自分はどうなのかが見えていてそれに沿って生きることができたら、今の人生もすごく有意義になるかもしれませんね！
そんな映画『パッセンジャー』何度も観たけど、記事を書いててまた観たくなっちゃった(*^^*)
本当にお勧めです！ぜひぜひ観てみてくださいね♪
動画配信サービスでも
ついでにササッと調べてわかった分だけ、お試し期間がある動画配信サービスで「パッセンジャー」があるものを調べました (￣－￣)ゝ
amazonプライムビデオ
アマゾンのお急ぎ便ほか特典が使い放題になって月額400円のアマゾンプライムは30日間無料体験できます。
その中のプライムビデオに「パッセンジャー」ありました♪
今日も記事を読んでもらえて嬉しいです♪いつもありがとう(^人^)
それではまた！
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